専念寺は京都府亀岡市にある浄土宗のお寺です。


TEL : 0771-22-0738
EMAIL : sennenji.temple@gmail.com
〒 621-0867 京都府亀岡市塩屋町54番地
54 Shioya-machi Kameoka-shi Kyoto pref. Japan


専念寺の沿革

 専念寺は天正二年(一五七四)、玉蓮を開基として創建され、天正二十年(一五九二)には、亀山五箇寺の一つに列しました。亀岡の歴代城主や藩主の庇護を受けた由緒あるお寺の一つです。

1574年:織田信長の叔父であった源蓮社(※)性譽上人により開山されました。
1592年:亀山城主小早川秀秋から二石の寄進を受け、亀山五箇寺の一つに列されました。
1670年:亀山藩主松平忠昭の菩提寺となり、寺領20石の寄進を受けて以降、歴代藩主・城主の庇護を受け続けました。 その後、城下の大火の類焼によりお寺の一部が消失しましたが、その時も藩主久世出雲守重之から木材の寄進を受けて再建されました。

  ※蓮社…浄土宗で用いる法号の一つで宗脈・戒脈を相伝した人に許される称号です。

阿弥陀如来像と脇侍

 専念寺のご本尊である阿弥陀如来像は鎌倉時代に作られました。木造で像高が97㎝あります。
 阿弥陀如来は西方極楽浄土にいらっしゃる仏様で、「阿弥陀(あみだ)」とは、サンスクリット語で「無量」を意味する「amita(アミータ)」を音訳したものです。このため、阿弥陀仏は別名、「無量寿仏(寿命が無量である仏さま)」あるいは「無量光仏(光明が無量である仏さま)」とも呼ばれます。

 ご本尊の両脇に位置する菩薩を脇侍といい、阿弥陀如来の向って右には観音菩薩が、左には勢至菩薩がまつられています。菩薩とは、もともとは仏になるために修行する人のことを言いますが、観音菩薩や勢至菩薩は、阿弥陀仏の分身としてその働きを助ける菩薩です。
 阿弥陀さまが、慈悲として働かれる時には観音菩薩をつかわし、智慧として働かれる時は勢至菩薩をつかわされます。

 阿弥陀如来、観音菩薩、勢至菩薩の三体を阿弥陀三尊像といいます。

徳川家位牌

 本堂に徳川二代秀忠公、三代家光公、四代家綱公の御位牌を祀っています。そのため、供養料として歴代亀山藩主から寄進を受けていました。

  ・2代将軍 秀忠公 : 台徳院殿一品大相国公
  ・3代将軍 家光公 : 大猷院殿贈正一位大相国公
  ・4代将軍 家綱公 : 厳有院殿贈正一位大相国公

専念寺について

    専念寺の山門
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  • 御本尊の阿弥陀如来像と脇侍
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  • 徳川家の御位牌
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